コンタクトレンズの
種類と特徴
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コンタクトレンズの種類と特徴を知ろう!
選び方や変更するときのポイントを解説
コンタクトレンズにはさまざまな種類分けがあります。
それぞれの特徴を知れば、より自分に合ったコンタクトレンズが見つかるかもしれません。種類や特徴に加え、コンタクトレンズの選び方や変更するときのポイントを合わせてチェックしていきましょう。
コンタクトレンズの種類と特徴
素材・使用期間・機能性・装用様式で、コンタクトレンズは種類分けが可能です。それぞれの特徴をチェックしていきましょう。
素材(ハード/ソフト)
素材によって、コンタクトレンズはハードとソフトに大別できます。ソフトコンタクトレンズの場合、さらに細かい種類分けも可能です。
それぞれの種類を、素材の特徴も踏まえてまとめてみました。
ハードコンタクトレンズ
ハードコンタクトレンズは、プラスチックのような硬い素材で作られています。黒目よりも一回り小さく、角膜に酸素を通しやすいのがメリットです 。光の屈折を微調整できて乱視の矯正に優れている点や、まばたきをするとコンタクトレンズ自体がよく動いてスムーズな涙の入れ替えが可能な点もメリットに挙げられます 。硬いため、ごみなどが目に入るなどのトラブルにも気付きやすいです。その半面、慣れるまでに時間がかかる点がデメリットとしてあります。
ソフトコンタクトレンズ
ソフトコンタクトレンズは、水分を含んだ比較的やわらかい素材でできています。黒目より大きく設計されていて装用感がよく・はずれにくいので、スポーツをするときや初心者に向いているコンタクトレンズです 。 ただしハードコンタクトレンズと比較すると、ごみなどが目に入っても気付きにくいです。また素材が水分を吸収しやすいため、涙の量が少ない人は目の乾燥を感じやすいかもしれません。
ソフトコンタクトレンズの素材に着目すると、
以下のような細かい種類分けができます。
含水タイプ
水分を含んだ素材で作られているタイプです。コンタクトレンズを装用している間は、涙を介して目に酸素が送られています。そのため水分を多く含んだ(含水率が高い)コンタクトレンズは目にやさしいとされています。
非含水タイプ
シリコンラバーやブチルアクリレートなどの素材を使った 、水分を含まないタイプです。ほかのタイプが主流になったため、現在はあまり使用されていません。
シリコーン
ハイドロゲルタイプ
高機能素材であるシリコーンハイドロゲルで作られたタイプです。酸素透過性が高く、目の負担を軽減できます。蒸発する水分が少ないため、長時間の使用でも目が乾燥しにくいです。さらに形が崩れにくく耐久性にも優れています。
使用期間(使い捨てタイプ[1day]/定期交換タイプ[2week・1month]/長期使用タイプ)
使い捨てタイプ(1day)
使い捨てタイプは、毎日新しいコンタクトレンズに交換するため日々のケアは不要です。正しいケアに慣れていない初心者や、スポーツやレジャーのときだけコンタクトレンズをつけたい人に向いているでしょう。
定期交換タイプ(2week/1month)
2週間や1カ月などの決められた期間使用でき、一定周期で交換をするタイプです。使い捨てタイプと違って日々のケアが発生するものの、購入費用を抑えられ、より経済的に利用できるメリットがあります。
長期使用タイプ
長期使用タイプには決まった使用期間がありません。眼科医の指示のもとで、個人の使用状況や劣化具合を考慮しながら交換するタイプといえるでしょう。定期交換タイプと同様に、日々のケアが必要です。
機能性(乱視用/遠近両用/サークルレンズ)
機能性で種類分けすると、以下のような特徴のコンタクトレンズが挙げられます。
乱視用コンタクトレンズ
(トーリックコンタクトレンズ)
厚みを調整し、乱視に対応できる独特なカーブを作ったものを「トーリックコンタクトレンズ」と呼びます。乱視の原因は角膜のゆがみです。カーブによってゆがみを打ち消し、乱視があってもしっかり見えるように矯正します。
遠近両用コンタクトレンズ
通常のコンタクトレンズには、視力を矯正するための度数が全面についています。遠近両用コンタクトレンズの場合、ゾーンごとで度数が異なるように設計されています。同心円状に異なる度数が配置されており、視線を動かすだけで遠近どちらにもピントが合う仕組みなのです。
サークルレンズ
縁のみに着色されていて、黒目を大きく見せる効果があります。着色部分と黒目が馴染む自然なデザインが魅力です。乱視に対応した商品もあります。
装用様式(終日装用/連続装用)
装用様式によっても種類分けができます。
終日装用タイプ
朝に装用して夜にははずすコンタクトレンズです。毎日寝る前にははずしましょう。
連続装用タイプ
眼科医の指導のもとで、装用したまま就寝できるタイプのコンタクトレンズです。酸素透過性に優れ、就寝中の装用が可能になっています。
コンタクトレンズの選び方
種類が多くあると紹介したため、自分で適切なコンタクトレンズを選べるか不安な人がいるかもしれません。
しかしコンタクトレンズを選ぶときは、眼科医の指導のもと、販売業者と一緒なのが基本です。そのためあまり心配しなくても大丈夫です。
まずは、眼科医に相談して自分の目の状態を確認しましょう。
装用が可能と判断されれば、目の形状や度数にあったコンタクトレンズを眼科医や販売業者に選んでもらえます。選定された中から自分が気に入ったコンタクトレンズを選ぶだけでかまいません。サンプルをその場で試着して問題なければ購入しましょう。なお眼科で診察を受ける際は、保険証を忘れずに持参してください。
さらに眼科医や販売業者から提案された中からコンタクトレンズを選ぶときのポイントもまとめてみました。下記を参考にして自分にあったコンタクトレンズを考えてみましょう。
初めてでも慣れやすいコンタクトレンズを選ぶ
初めてつけるのであれば、慣れやすい種類がよいでしょう。すでに紹介したとおり、ソフトコンタクトレンズは比較的慣れやすいとされています。
またケアに慣れていない初心者には、使い捨てタイプがおすすめです。
酸素を通しやすい素材を選ぶ
コンタクトレンズをつけているときも目は常に呼吸をしています。酸素透過率の低いコンタクトレンズをつけていると、目の呼吸が正常に行えない可能性があります。目の健康を第一に考えると、酸素を通しやすい素材で作られたコンタクトレンズを選ぶのがよいでしょう。
ライフスタイルに合っているコンタクトレンズを選ぶ
ライフスタイルに合わせて種類を検討してみましょう。たとえば長時間装用する必要がある人は、酸素の供給に優れているハードコンタクトレンズがおすすめです。レジャーやスポーツなどを行う場合のみ、ソフトコンタクトレンズに切り替えるのもよいでしょう。
1dayの使い捨てタイプを使っている子どもが多いとの調査結果も…
洗浄や消毒など、日々のケアが必要な種類もあります。ケアにまだ慣れていない子どもは、うまく洗浄できなかったり、コンタクトレンズを破損したりする可能性があるでしょう。それによって目のトラブルにもつながるかもしれません。
「クラブ活動や習い事でスポーツを実施している小4から中3のお子様をもつ保護者」を対象に、子どもが「使っているコンタクトレンズの種類」をコンタクトレンズメーカーのメニコンが調査しました。その結果「ソフトコンタクトレンズ(1日使い捨てタイプ)」が61.1%と、次点「ソフトコンタクトレンズ(2週間定期交換タイプ)」(28.3%)を大きく引き離す回答が得られています。
子どものコンタクトレンズを検討するときに、参考にしてみてはいかがでしょうか。
[情報参照・引用元]
「教えて先生!子どものコンタクトレンズ お悩み相談教室」(メニコン)https://www.menicon.co.jp/campaign/es_menicon/counseling.html
コンタクトレンズの種類を
変えるのは問題ない?
ライフスタイルや見え方の変化によってコンタクトレンズの種類を変える人はいます。乱視の発生などにより、見え方が変わって種類変更をする可能性は十分に考えられるでしょう。また新しくスポーツを始めたり長時間の運転が必要になったりと、ライフスタイルの変化に伴って種類を変える人も考えられます。さまざまな変化に合わせてコンタクトレンズも種類を変えていきましょう。
目に直接触れる高度管理医療機器であり、心臓ペースメーカーや人工呼吸器などと同様に、機能障害が発生すると健康上のリスクが高い医療器具にコンタクトレンズは位置づけられています。ライフスタイルや見え方が変化した場合は、眼科医の診断および販売者に相談の上でコンタクトレンズの種類を適切に変更するようにしてください。
日によってコンタクトレンズを使い分けたい人もいるでしょう。たとえば視力矯正ためにコンタクトレンズを普段使っている人が、おしゃれのためにサークルレンズをたまに使いたい場合が考えられます。使い分ける場合は、1日使い捨てタイプが手軽で便利でしょう。
また普段使用している定期交換タイプがある場合は、装用していない期間も適切にケアを行ってください。
まとめ
種類や特徴に加え、コンタクトレンズの選び方や変更するときのポイントを今回解説しました。最初は、眼科医や販売業者の指導のもとなので自分に合ったコンタクトレンズを選べるはずです。しかしライフスタイルや見え方の変化によって、種類を変えなければならない可能性は十分にあります。健康上のリスクも考慮し、そのときに適切なコンタクトレンズを選ぶようにしましょう。
なおシティコンタクトの定額制プランなら、使用期間終了前でも違う種類に変更が可能です。種類変更だけでなく、汚れ・キズ・破損・度数変化による交換にも対応しています。変更・交換による追加費用も発生しません(検査料は別途必要です。種類変更によって月額料金が変動する場合があります)。シティコンタクトの定額制プランをぜひご活用ください。